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イメージ画像:カーサ

しっかりとしたものづくり展  まとめ②

2015.07

続きまして「しっかりとしたものづくり展」まとめ②です。

②では27日に開催をした

日進木工 取締開発部長 矢島浩 氏による<家具デザインセミナー>についてです。

 

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当日の様子です。オーナーが司会進行を務め、参加者の方は展示してある日進木工さんの椅子に座って頂き清聴。

様々なお話を聞かせて下さいました。

こういった機会はめったにないのでスタッフである私たちも混ざって聞き入りました。

その家具の開発に至った経緯だったり思いや裏話は聞いていて勉強になりました。

お客様にその家具を説明する上で知識はもちろん大事ですが、その背景である

開発に携わった方のお話を聞けたというのは今後に活かせることだと思いました。

皆さんも矢島氏のお話に耳を傾けながらメモを取ったり質問したりされてました。

本当に有難う御座いました!

 

 

続きまして28日に開催した<塗装別のメンテナンス実演>

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オイル塗装とソープ塗装の実演。

こちらも講師は矢島氏にお願いしてそれぞれの塗装について

お話聞かせて頂きました。

 

ソープ塗装はヨーロッパに古くから伝わる塗装方法で

家具などに使用されている木材の木肌の色を

変える事なく自然な色合いが特徴の塗装です。質感も木の温もりが感じられます。

主にブナやナラ、アッシュ材など白木に多い塗装。

ソープ=石鹸が原料なので赤ちゃんも安心です。

 

一方オイル塗装は木の表面が濡れ色になり艶が出ます。

こちらも木の質感を感じられる塗装です。木材にオイルを含ませる方法で

ウォルナットやブラックチェリーなど濃色材に塗装すると艶も出るので高級感が増します。

 

写真のYチェアは実際に日進木工の社員さんが使用しているものをお借りし

ソープ塗装を実演しました。

写真では中々分かり難いとは思いますが

チェアの半分だけ塗装して塗装前と後で比較して見てみると

違いが良く分かりました。ソープ塗装のメンテナンスキットと

スポンジとやすりを使い表面の汚れを落とし塗装を塗り込みます。

使い込んでいるだけにくすんでいましたがキットを使うと

汚れも落ち、木の本来の色合いが美しく購入当初の姿を取り戻していました。

ソープとオイルの良さや注意点などが分かる丁寧な説明で楽しかったです。

今回使用したソープ塗装のメンテナンスキットは一般にも発売しているようで

最近はDIYをする方も多いので家具の塗装の違いが分かれば自分の好みに合った方法で

メンテナンスが出来るのではないでしょうか?

参加した方もそれぞれ違いを見て確認出来て良かったと仰っておられました。

私も勉強になりました。

矢島氏には2日間大変お世話になりました!有難う御座いました!

 

 

少し長くなりましたので一旦終了します!

次、まとめ③に続きます!