「左官さんの仕事」
昔の家づくりには現場で木を切って組んだり、材料を混ぜ合わせて土壁を塗ったり、人の手による作業が多かったのに比べ、今はほとんどの材料は工場で加工され、現場では組み立てるだけという効率化がなされています。そんな中でも、やはり内装だけは個性的な仕上げやデザインを希望されている方は、近年増えてきていると言えます。

お客様に塗り壁を希望されて、左官さんに仕事を頼むことも増えてきました。見ているとなかなか面白く、いかにも簡単そうに見えるので、「ちょっと私にも!」とコテを借りやってみますが、なかなか上手くいきません。「さすが職人さん!」と感動するひと時です。

とある中古住宅の玄関で築40年のネズミ色の暗い感じの土間を、なんとか明るい雰囲気にしたいとのご要望があり、色モルタルに小石(白、赤茶色など)を埋め込み太陽のイメージでデザインしました。一般的には「洗い出し仕上げ」というのですが、こんな風に作為的に小石や玉砂利、ビー球などを埋め込んで、自分なりの「土間」をデザインすることだって出来ます。

失敗もご愛嬌?クロスやタイルなどにはない、世界に一つの作品を残したいなら、「左官さんの仕事」はもっと身近にあなたの見方になってくれると思います。
2003年8月 掲載  


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