「夏を涼しく」
「夏の暑さを旨とせよ」。昔から日本の住まいは蒸し暑い夏をのりきるための工夫がありました。家屋の長い庇や風通しを良く開け放すための引き戸、外の光を柔らかく取り込む障子などなど。気密性の高い現代の住まい。窓を閉め切って一日中エアコンを効かせて過ごしがちですが、自分の健康と、地球環境のためにも、少しでもそれらに頼らずに、涼しく過ごせる工夫をしたいものです。

畳、麻、籐のように、ひんやりとした肌触りのする素材は、まさに夏を涼しく過ごすための必須アイテムといえるでしょう。写真は平安時代の円座と呼ばれる「い草」で編んだ座布団です。近年の日本ブームの中で、この「い草」を使ったクッションやラグ(敷物)が新しい形で商品化されています。古くからある素材ながら、デザイン次第でかっこよく現代のインテリアにもマッチするものだと感心させられます。

時代は変わっても肌で感じる涼しさ、ほかにも目で見て感じる色、耳で感じる風鈴など、五感に働く涼感を大切にしたインテリアを工夫したいものです。
2002年6月 掲載  


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